先日、母が札幌に来ていましたので、母を連れて板谷さんのお墓参りに行ってきました!
とっても見晴らしの良い丘にある先祖代々皆さんがいらっしゃるようなとっても立派な霊園でした!
前のブログでも書きましたように、先日来札し素晴らしいライブを展開してくれた永武幹子さんの楽曲、「Get Ready to Say Goodbye」、もちろん曲の経緯となった人物・状況は違えども、まさにその通り、板谷さんとはまったくサヨナラを言えずじまいで突如として会えなくなってしまったので、改めてやっと板谷さんにご挨拶ができてよかったです。母はお墓の前に来たとたん思い出がよみがえったのか、泣き崩れてしまったので、僕は泣くすきをあたえられず(笑)、かえって冷静にご挨拶をできたのよかったかもです。。


板谷さんは生前、「なんか面白いことできたらいいですね~」と言って、いつも僕の無茶ぶりや提案に楽しげに乗ってくれていました。盟友でありベーシストのボブさんこと豊田健さんがニューオーリンズファンクバンドを立ち上げたときもバリトンサックスでめちゃくちゃうれしそうにはりきって参加しくださったり、まだ札幌にはあまりなかったトラッドジャズ限定の定期ジャムセッションをやってみよう!とか、もしくは「Understream Nonet」という9人編成のバンドを立ち上げ、ジャムジカのような小さい店で、小規模ながらもビッグバンド的な試みを始めたのも板谷さんでしたね。
ジャンルや場所にとらわれない、真の音楽愛にあふれた、ほんとに素晴らしいミュージシャンでした!改めて、ご冥福をお祈りします。今まで本当にありがとうございました!
さて、先日開催しました、ジャムジカ18周年記念スペシャルライブ!「秋田慎治×TOKU DUO 2days!」ご来場くださいました皆様本当にありがとうございました!予想をはるかに超えた素晴らしい内容に私はもちろん、ご来場の方々からは大反響でしたね!お二人が、何も決まりごとがないままステージで繰り広げる怒涛の音世界、これは実際に体験したものにしかわからないかもですが、なんというかすべてが「映画のワンシーン」のように絵になっていて、、、
秋田さんの何気ない美しいイントロだったりTOKUさんの鼻歌だったり、ピアノがおいてある部屋で二人っきりで遊んでいるかのような、それでいてきちんとライブとして成立している、とにかくとびきりの贅沢な時間でした!
セットリストナシ、譜面ナシ、テンポだしなし、キーの確認なし、なんにもないまったくの「ゼロ」から最高に上質な音楽の世界があふれだすんです!
そういえば、以前、ジャムジカで何回かやっていただいてた板谷さんとMITCHさんのduoも、いっつもそんな感じでしたね、、お二人の唯一「ニューオーリンズ愛」という共通点のみで、次から次へと繰り出される、歌が延々と続くのです。MITCHさんは周知のとおりニューオーリンズで実際にミュージシャンとして生活をしていた、ほぼほぼ現地の方、みたいなそれは素晴らしいミュージシャンなんですが、そのMITCHさんに「札幌においとくのもったいないわ~、ほんま連れて帰っていいですか?」といっつもステージで言わせていましたね!(笑)板谷さん。
そうなんですよ、板谷さんがすごいのはいわゆるジャズスタンダードはもちろんですが、お二人の言うところの「ニューオーリンズ歌」も彼の頭の中に無数に入っていて、それこそ、ツーカーの2人が繰り広げる世界は、サッチモの記録映画さながら、MITCHさんがトランペットを吹き始めれば、すかさず板谷さんの軽快なストライドピアノを奏ではじめ、もう怒涛のごとくニューオーリンズジャズライブが1,2時間、あっという間に過ぎてしまいます。。
そんな夢のような時間を少しでもジャムジカにて味わえたことを改めて、うれしく思いますし、2度とそんな瞬間が訪れないことも悲しく、悔しくてたまりませんね。。板谷さん、改めて、いままで本当にありがとうございました!
そんな板谷さんが参加していたユニットの一つに、ジャムジカ発進の名物?バンド「滝川工務店」というバンドがあるのですが、もちろん活動の停止を余儀なくされていました。
板谷さんを失ってしまった悲しみから、はや一年、まだ一年、、いつまでも引きずり続けてくよくよしててはダメなんじゃないかと思い立ち、悲しみから立ち直れずにいる社長秘書兼メインボーカルのKAPOさんに「思い切って、なんかめっちゃ楽しい企画で活動再開しませんか?」ともちかけさせていただき、板谷大追悼企画、をさせていただくことにしました!
前述したように生前板谷さんはとにかく音楽を楽しむことに全力の方でしたので、ならば、思いっきり楽しんじゃいましょう!板谷さん(工務店にとっては大事な大事な社員の1人)のお別れ会もかねて!
それで今回は工務店の大事な取引先でもあるお二人を特別顧問として、富永寛之さん、黄啓傑さんにも関西方面からお越しいただくことにしました。こちらのお二人も板谷さんというスーパーミュージシャンを頼りに札幌によくいらしていましたよね。
思いっきり「笑って泣いて、、」昭和のテレビ番組のように、泥臭く、派手派手しく、みんなで板谷さんをしのぶ会、的なライブを企画しちゃいました!
ぜひぜひふるってご参加お待ちしております。
10/1 (Sat)
「板谷大メモリアル~滝川工務店と富永寛之と黄啓傑の世界名曲歌合戦2022」
滝川工務店;滝川裕三(唄とギター) KAPO(唄とのこぎり) 豊田健(ベース) 出田寿一(ドラム)
guest富永寛之(唄とウクレレ) 黄啓傑(唄とトランペット)
予約¥3,500 / 当日¥4,000(drink別)
Open 19:00/Start 19:30
お問い合わせはこちらまで 0116121900
